うつ病の治療方法

うつ病の主な症状は、気分が落ち込み何もやる気が起きないといった精神症状であり、その治療はなかなか難しいものです。現在はお薬を使った治療が中心であり、お薬を飲むことで気分の落ち込みなどの症状が改善します。
ご家族と力を合わせ、患者さんがあせらず、ゆっくり、自分から治療にのぞむことで、治療期間をより短くすることができるといわれています。

十分な休養をとって心と体を休ませることはうつ病治療の第一歩です。職場や学校、家庭などで受けるストレスを軽減できるように環境調整をしてみましょう。たとえば、職場での配置転換や残業時間を短縮してもらったり、家事を分担して手伝ってもらったりするとよいでしょう。

休養・環境調整 うつ病になる方の性格的な傾向として、生真面目で責任感があり自分に厳しい方が多いので、休養をとったり、環境調整をお願いしたりすることで職場や家族に迷惑をかけてしまうのではないかと考えてしまうかもしれませんが、焦らずに休養をとって、自分のできることを無理なくできる環境を作ることが回復への早道となります。主治医に相談の上、職場の上司や同僚、担任の先生、家族にお願いしてみましょう。

また、うつ病の症状としてなかなか寝付けない、あるいは早朝に目が覚めてしまうといった「睡眠障害」や「食欲不振」を訴える方が多くみられます。規則正しい十分な睡眠とバランスのとれた食事は、健康な心と体を取り戻すためには欠かせませんから、そのような症状がある場合には医師に相談してみましょう。
症状を改善し、再発を予防するために、薬を使った治療を行います。

抗うつ薬

薬物療法の中心となります。脳の中のセロトニンやノルアドレナリンという物質の働きを高めて、(1)抑うつ気分を取り除いて気分を高める (2)意欲を出させる (3)不安や緊張、焦燥感(しょうそうかん:いらいらした感じ)を取り除く、といった効果をあらわします。いくつかのタイプがあり、症状や状態によって使い分けます。抗うつ薬は効果が現れるまでに1週間から数週間かかりますので、効果がすぐに現れないからといって、自分で薬を止めてはいけません。また、再発を抑えるために、完全に症状がなくなった後も、しばらくの間、飲み続けることが大切です。
抗不安薬

不安を静める働きがあります。うつ病の症状に加えて不安や焦燥が強い場合や不眠がある場合に、抗うつ薬と一緒に飲むことがあります。
副作用として、眠気、ふらつき、脱力感などが現れることがあります。
睡眠薬

「なかなか寝つけない」「ぐっすり眠れない」といった睡眠障害の症状がある時に処方されます。
副作用として、翌朝の眠気、ふらつき、脱力感などが現れることがあります。
その他

抗うつ薬や抗不安薬を飲んでも不安や焦燥感が消えない場合、抗精神病薬というタイプの薬が使われることがあります。また、抗うつ薬の効果を上げるために気分安定薬というタイプの薬を併用することもあります。

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