うつ病の原因

うつ病は現代人を悩ませる精神疾患の一つですが、実はその原因について詳しくわかっているわけではありません。私たちは、生活のなかのさまざまな出来事が原因で気持ちが落ち込んだり、憂うつな気分になったりすることがあります。ところが時に、原因が解決しても1日中気持ちが落ち込んだままで、いつまでたっても気分が回復せず、強い憂うつ感が長く続く場合があります。このため、普段どおりの生活を送るのが難しくなったり、思い当たる原因がないのにそのような状態になったりするのが、うつ病です。では、うつ病を引き起こすとされている原因には、どのようなものがあるのでしょうか?ここでは、詳しい紹介します。
►外的要因、内的要因
内的要因というのは、自分の中の問題です。大切な人(家族や親しい人)の死や離別、大切なものを失う(仕事や財産、健康なども含む)、人間関係のトラブル、家庭内のトラブル、職場や家庭での役割の変化(昇格、降格、結婚、妊娠など)などが要因となります。そして、性格傾向も要因の一つです。義務感が強く、仕事熱心、完璧主義、几帳面、凝り性、常に他人への配慮を重視し関係を保とうとする性格の持ち主は発症の危険が高まります。
►遺伝的要因
うつ病はある程度、遺伝の影響があると言われています。その程度は「非常に大きい」というものではなく、「少しは関係している」という程度のものです。
研究報告などによれば、片親がうつ病であった場合、子供がうつ病に罹患する確率は、健常人の2~3倍高いと報告されています。
►慢性的な身体疾患
最近の研究では、脳内の神経細胞の情報伝達にトラブルが生じているという考え方で一致してきています。脳の中では神経細胞から神経細胞へさまざまな情報が伝達されます。その伝達を担うのが「神経伝達物質」というものです。なかでも「セロトニン」や「ノルアドレナリン」といわれるものは、人の感情に関する情報を伝達する物質であることが分かってきました。前述のさまざまな要因によって、これらの物質の機能が低下し、情報の伝達がうまくいかなくなり、うつ病の状態が起きていると考えられています。

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